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食事直後は本当にNG?歯磨きのベストタイミング

2022/01/12歯に関する情報

歯への健康意識が高い人の中には、食事後すぐに歯磨きを行っている人もいるかもしれません。最近では、TVなどで「食事直後の歯磨は、歯に悪影響を引き起こす」といわれていますが、本当なのでしょうか?今回は、歯磨きをする適切なタイミングについて紹介します。


食事直後の歯磨きがよくないといわれる理由

食事をした直後は、お口の環境が酸性に傾いている状態です。これは食べ物に含まれている糖分が細菌によって分解されて、酸を分泌しているためです。TVなどでは、このような状況で強く歯を磨くこと、歯が削れてしまうと伝えていることもあるようです。


これには元ネタがあり、歯の内部にある象牙質に対する酸の抵抗性に関する実験結果が基づいています。実際の歯の表面はエナメル質で覆われているため、食事の直後に歯を磨いたからといって、そう簡単に歯が削れるわけではありません。


実験内容は、酸によって歯が溶ける酸齲歯(さんうし)について検証したもので、実際の食事後のお口の状況を再現しているものではありません。


また、口の中で分泌されているだ液には、酸性になった口の中を中和する働きもあります。甘い炭酸飲料を大量に飲むなど、特異的な状況でない限り、歯が溶けやすい状況にはならないでしょう。


食事後の歯磨きで虫歯を予防しよう

歯磨きは、食べカスや歯垢の除去だけでなく、酸を作り出す細菌を取り除くことができます。歯磨きをしない時間が長くなると、食事に含まれる糖質が細菌によって分解されて、歯が溶ける「脱灰」が始まります。


食事後は歯や歯磨きをして、歯垢や虫歯の原因となる最近を取り除くことが大切です。食事直後の歯磨きによる歯が削られるのが心配な人は、強い力でブラッシングするのではなく、小刻みに優しくブラッシングするようにしましょう。



当クリニックでは歯磨きについても指導しています。

巣鴨駅近くの恵愛歯科医院では、毎日の歯磨きに関する指導も行っています。正しい歯のブラッシングや歯磨きのタイミングについて詳しく知りたい人方は、気軽にご相談ください。